インプラントによる治療を受けた後は、注意するべきポイントが幾つかあります。この注意点に関しては、当ブログでも他の記事内で説明しているのですが、インプラント本体の埋入直後や骨との結合を待つ間、そして人口歯を装着した後と、いくつかのステップに分けられます。
上記の記事では、術後~1週間までの過ごし方をまとめています。これは実際に治療を受けた病院から指導があったもので、過ごし方としてはどの病院で治療を受けたとしても、大きくは変わらないと思います。
この記事内では、失敗談として抜歯に関する内容を紹介しています。通常、インプラント本体の埋め込みから2週間程で抜歯となりますが、私の場合はその抜歯期間を待たずに自分で縫合用の糸を抜いてしまいました。
治療を行ってくれた病院の名誉のためにも念を押しておきますが、これは完全に私個人の失態によるものです。縫合が甘かったとかではありませんのであしからず。
インプラント治療において特に重要な「骨とインプラント本体との結合」。この結合具合は都度、レントゲン撮影によって確認します。被爆の問題もありますので、何度も撮影するものではありませんが、私の場合は1ヶ月の間を空けて2度のレントゲン撮影を行いました。
インプラントと骨の結合を待つ間、人口歯の作成のために歯型を取ります。噛み合せの問題もありますので、この型取りの工程も非常に重要なプロセスの一つです。
骨とインプラントがしっかりと結合し、人工歯(義歯)が完成すれば治療の終了まではあと僅かです。人工歯を装着し、ネジやセメントでしっかりと固定し、噛み合せ等のチェックを行います。
この段階で違和感を感じた場合は、遠慮せずにしっかりと医師に相談するべきです。噛み合せが悪いままだと、インプラントと人工歯の接続が緩んだり、インプラント本体に余計な力がかかってしまい、後々悪影響を及ぼす可能性もあるためです。
インプラント治療後に特に気をつけなければならないのが、日々のメンテナンスです。定期検査のための病院への通院はもちろんですが、日々自分で行えるメンテナンスも非常に重要です。
1日でも長くインプラントを維持するためにも、毎日のメンテナンスにはしっかりと時間をかけるべきです。個人的に色々と調べて気をつけたいと考える点は以下の通り。
- 喫煙習慣や過度の飲酒
- 口腔内の衛生管理
- フロスや歯間ブラシによるインプラント周りの清掃
喫煙習慣はインプラントの生存率を悪化させますし、過度の飲酒も同様です。口腔内を不潔な状態にすれば歯周病(インプラント周囲炎)の発生要因となります。
また、しっかりと歯磨きをしていても、インプラント周りの食べかすやプラークは残ってしまいます。それらを除去するために、フロスや歯間ブラシの利用は必須です。