歯科インプラントから6年が経過

再装着後の定期健診では異常なしの話から、いきなり時間は飛びまして。インプラントの埋め込みを行ったのが2007年の5月頃。その後、2本目のインプラントを埋め込み、人口歯をセメントでしっかりと固定して、早6年が経過しました(2013年現在)。

人工歯を再接続するでも書いたように、アバットメントと人工歯との固定をセメント方式に変更してからというもの、かみ合わせがおかしくなることもなく、また、接続が緩むということも一度も無く、無事6年目を迎えることができました。

話が突然2013年まで飛んだのも、その間にこれといったトラブルも起こらず、平穏に日々を過ごすことができていたためです。もちろん、この間も定期的な検診を行いつつ、日々のメンテナンスをしっかりと行ってインプラント体の維持に努めてきました(インプラントのメンテナンスについてはこちら)。

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インプラントは何年もつのか?

ネット上でも、インプラントが術後、何年もつのかについて確かな年数を言及しているという情報をあまり見つけることができません。これは、術後のメンテナンスの度合いや年齢、顎の骨の厚さや歯周病の有無等によって大きく年数が変わってくるためです。これは、インプラントの施術を担当する先生にきいても、おそらく似たような返事が返ってくると思います。

昔に埋め込んだ歯科インプラントが未だに残っているという人もいますし(記録上では35年~40年だとか・・・)、埋め込んでから1年足らずで抜けてしまい、再手術になってしまったという方もいます。幸いにも、私はまだ抜けてしまうようなことには遭遇はしていないのですが、今後さらに5年、10年と経過し、年を重ねて歯茎が弱ってくるに従い、抜け落ちてしまう可能性も高まってくることでしょう。

尚、インプラントの10年間の生存率は、平均して約90%程と言われており、問題なく機能しているものはおよそ60%程といわれているそうです。「問題なく機能している」ことが、どういった状態を指すのかは分かりませんが、痛みが無く、しっかりと食べ物を咀嚼することができ、インプラント周りが歯周病になっていないような健康な状態のことを指すのではないでしょうか。

天然の歯もメンテナンスが疎かになれば失うことになる

ここまでは、歯科インプラントは何年もつのか?について焦点を当てて書いてきましたが、これはインプラントに限らず、普通の天然歯でも同じです。年を重ねたり、歯周病や虫歯等で、健康な歯を失ってしまう可能性はいくらでもあるわけです。

天然の歯とインプラント、このどちらにも言えることですが、日々のメンテナンスがどれだけ重要かは、説明するまでもありません。しかし、それだけ重要な事であっても、つい疎かになってしまうものです。インプラントが馴染めば馴染むほど、「そこにあって当たり前」のものとなっていき、日々のメンテナンスが雑になってしまったり、まったく行わないようになってしまいます。

歯科インプラントは失ってしまった歯を取り戻すための素晴らしい技術ではありますが、維持のために多少の労力を払う必要もありますので、ものぐさな人や、歯をあまり大切にしていないという方では、差し歯やブリッジ等の他の方法を考慮したほうがいいかもしれません。

インプラントの埋め込みから7年が経過

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