なぜインプラント治療を受けたのか？の続きです。1ページに纏めようとしたら、以外にも文章が伸びてしまったので2ページ分けて紹介します。
痛みのあまり看護婦さんに押さえつけられる私
小学校の頃に受けたその処置は、奥歯を削って神経を抜いてしまうという内容でした。神経を抜いてしまう程に虫歯にやられていたのでしょうが、そうなるまでほったらかしにしていた私も悪いですね。
で、いざ治療となり、奥歯に麻酔をしていくわけですが、小学生の私に向かって、「神経抜くね～」と晴れやかな表情で言い放つその先生の顔が、私には鬼に見えたことはいうまでもありません。
麻酔、効いてるのかどうかもわかりませんが、何やら奥歯をゴリゴリとやってるのがわかります。そして、ペンチのような器具で、「ブチブチブチ・・」と、何かを引っ張っている感覚が。この際、激しい激痛が奥歯のさらに奥、顎の骨の辺りで感じた私は、思わず叫びそうになり、起き上がろうとしてしまいました。
すると、看護婦さんが両肩を押さえつけ、先生は「もう少しだからね～」と相変わらずの表情です。とにかく痛い！そして押さえつける看護婦さんの力、鬼の如し。すごい力で押さえつけられていたことを覚えています。
結局、神経を抜き終わり、消毒と止血をしてその日は終了。虫歯の痛みはなくなりましたが、今度は治療の際のずきずきとした痛みで、その日は眠ることができませんでした。
その後、何度か通院して、奥歯には銀の被せを行ない、治療は無事完了。今にして思えば、虫歯が末期まで進行した状態の治療方法としてはベターだったとわかるのですが、小学生当時の私にとっては、十分にトラウマとなりうる出来事であったことは言うまでもありません（笑
神経を抜いてしまうと歯は脆くなってしまう
話を現在に戻します。インプラント治療を行なったその歯医者さんが言うには、神経を抜いてしまった歯は自己治癒能力が無くなり、結果的に歯が脆くなってしまうんだとか。なので、出来るだけ神経は抜かずに治療する方が、歯も長持ちして良いそうです。
まあ、この辺りは歯医者さんによって治療方針も違うし、虫歯の進行度合いによっても、神経を抜くしかないような虫歯もあるみたいですが・・。で、この根元が折れてしまった奥歯も、神経を抜いてしまったので脆くなって根元が折れてしまったのでは？との見解でした。
たしかに、右下の奥歯も、それから数年して別の歯医者さんで虫歯治療を行なってもらったのですが、神経は抜かずに削って銀の被せで治療を行なっただけなのに、いまだにしっかりと、その後虫歯になることもなく現存しています。
その日は奥歯を抜いて処置完了
レントゲンを撮った後、先生から聞かされたのは、根元が折れているのでこの歯を現存させることは難しいということ。折れた根元がさらに歯茎を傷つけ、大きな腫れや、その他の神経にまで影響を及ぼす可能性があることを聞かされます。と、いうわけで、27年間連れ添った奥歯とは、今日でさようならすることに。
ボロボロになってしまった奥歯を抜いてもらうわけですが、小学生当時の痛い思い出が頭をよぎりましたが・・・。麻酔をした後、ものの数十秒で抜歯は完了。なんとも拍子抜けではありますが、それだけ抜け落ちる寸前のような状態となっていたわけですね。
傷みは当然まったく無し。麻酔をする前にも、その麻酔自体の傷みを和らげるための麻酔（塗るタイプの、少しバナナのような臭いのする麻酔）を行なってくれたので、何も傷みが無いままに抜歯も完了。
そして今後の処置の相談が始まります。次のページへ続きます。