インプラントは誰でも治療を受ける事が出来る？

インプラント治療は手術を伴う治療方法であり、治療後も長期に渡ってメンテナンスを行う必要があります。そして、以下の箇条書きに該当する方の場合は、治療自体を受ける事ができない場合があります。

どちらにしても、インプラント治療を担当する歯科医師に自分の全身状態をしっかりと説明する必要がありますので、服用状態等を聞かれた場合は正確に答えるようにしてください。

全身疾患を抱えてる場合

インプラント治療を受けたいと考えた場合、インプラントの埋入予定の部位に十分な骨が存在しない場合は、治療を行うことが困難になります。骨密度を増すための処置（骨増大術や再生療法）を行うことで手術を受ける事ができる場合もありますが、その場合は患者の負担は増してしまいます。

インプラントによる治療を受ける事ができない理由として多いのが、歯周病に罹患している場合です。歯周病に罹患していると、折角埋め込んだインプラントが抜けてしまう結果となってしまいます。

この場合は、先ずは歯周病をしっかりと治療するところから始まります。インプラントを施術する医師の間では、「インプラント治療を行うのは歯周病の専門医が良い」と言われている程です。

歯周病の治療は時間がかかり、根気を要します。また、歯周病を専門とする歯科医師の数も多くは無いので、インプラント治療を受ける前に、歯周病に関して治療が可能かを医師としっかりと相談する必要があります。

他にも、喫煙している方であれば禁煙を行います。喫煙は歯茎の血行を悪化させ、歯周病や歯槽膿漏の原因となる可能性があります。インプラント治療を行っても喫煙習慣を続けていれば、早い段階でインプラントが抜け落ちてしまう結果となってしまいます。