いよいよ手術を受ける

スポンサーリンク

手術開始!

インプラントを埋め込む手術は、歯肉を切開し、顎の骨を露出させて、ドリルの様なもので穴を開けてそこへインプラント体(フィクスチャー)を埋め込みます。見るからに痛そうな感じのする手術内容ですが、実際には麻酔が効いていますので、傷み自体はまったくありませんでした。

前日は刺激物やお酒の摂取は禁止です。また、二日前から患部の消毒を行なうために通院も行なっています。この辺りは治療を受けるクリニックによって違いもあると思います。

その日は朝一番から手術を開始。予定時間は2時間です。椅子に座って、改めてこれから受ける手術の詳細の説明がありました。長時間口を開けていることになるので、途中で気分が悪くなったり、疲れたりしたら遠慮なく声をかけてほしいとのことでした。

後述しますが、私の場合は口を開けていることよりも、口の中でホースからジャバジャバと出てくる生理食塩水のほうがしんどかったですね。私の喉は敏感(笑)で、すぐに「おえっ」っとなってしまうんですよね。。

手術前の血圧チェック等

さて、説明が終わり、いよいよ手術の開始です。治療の前に、まずは血圧を測ります。手術前に極度の緊張から、血圧が高いと出血が酷くなったり、不慮の事態に遭遇する可能性があるため、血圧が高いようなら処置を少し遅らせたり、酸素吸入を行なうこともあるそうな。(※場合によっては「静脈内鎮静法」といって、緊張の緩和と精神の安定が期待できる、全身麻酔とは少し違った麻酔を用いる場合もあります。)

私はというと、血圧に特に問題は無く、手術前の最終チェックでも手術可能との判定となりました。無事手術を受ける事ができそうです。

その後、撮影済みのレントゲンを見ながら、今日行なう手術の説明を受けることになります。非常に細かく説明を行なってくれたので、安心して手術を受ける事ができます。

麻酔の前の麻酔を行ない傷みを最小限にする

一通りの説明が終わった後、椅子が倒されました。いよいよ手術の開始です。まずは麻酔を行ないます。この歯医者さんは、口腔外科と小児歯科を専門としているので、「傷み」に関するケアが徹底している様子でした。通院時に待合室で待っている間等も、子供の来院が多いな~と感じていたのですが、なるほど、麻酔すら傷みが無い様に気を配っている様子。

麻酔を行なう前に塗るタイプの麻酔を行ない、麻酔による「チクっ」とする傷みも感じないように配慮してくれます。

バナナのような臭いのする「皮膚表面麻酔」を塗り、10分程して、本番の麻酔を打ち込みます。結構奥の方まで麻酔針を刺している感覚がしますが、傷みは殆どありませんでした。若干、奥の方で「チクチク」するなという程度。

結局、手術中の傷みも全く無かったので、しいていうならこの「チクチク」した痛みが、この手術中で「最も痛い」ということになりました(笑)。

さて、ここからは表現が若干痛々しいものが出てきます。苦手な方は少しご注意を・・。

まずは歯肉を切開する

麻酔が効いているので、傷みはまったくありませんが、なんとなく今何をしているのかは感覚的にわかってしまいます。

まず、歯肉をスパスパと切開しているのがわかります。と、同時に口の中にいれたチューブから生理食塩水が流れ込み、それを看護師の女性の方が別のチューブで吸引していきます。

縦に横に、スパスパと肉が切られているわけですね。自分の肉体の一部がどんどんと切られていく感覚というのは、例え傷みが無くてもなんとなく嫌なものです。おそらく、血もたくさん出ているはず・・・。

時間にして10分程度だったと思いますが、歯肉の切開が完了したようで、次の施工の準備と共に、少し休憩時間をおきます。口を開けっ放しにしておかなければならないので、顎が結構疲れますね。

うがいを2,3度して、再び椅子に座って上を向きます。うがい後の水には、やはり血が混ざっていましたが、想像していたほどの大量の出血ではありませんでした。ほんのり薄ピンクといった具合です。

むき出しの骨に土木工事を行なう・・

見出しの表現がちょっとネタっぽいですが、感覚的にはまさにあの土木工事の「ドドドドドドッ」とやってる機械(名称不明)で、顎の骨を削られているイメージです。

傷みはまったくありません。そこは大丈夫。でも、振動が結構凄い!顎の骨に振動を直接受ける経験なんて初めてです。普通はそれが当たり前ですが、とにかく未知の体験ゾーンに突入といった感覚でした。

この衝撃を声にだしていたならが、まさに「アガガガガガガガ・・・・」。こんな感じです(笑)。そんな素敵な振動が、かなり長い時間続きます。

と、いうのも、この穴を開けていく作業、かなり重要で慎重を期す部分なんです。インプラント体を埋め込むための穴の付近にも、重要な神経や血管がたくさん存在しています。適当に穴を開けようものなら、これらを傷つけてしまい、予後不良どころから後遺症が残り、下手をすれば死亡に至ってしまうケースもあるのです。

そういった理由もあり、正確な時間はわかりませんでしたが、今回のインプラント埋め込み手術で一番時間を使ったポイントでもありました。

ページが長くなってきたので、次のページに続きます。

>>穴あけからインプラント体の埋め込みまで

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク