2本目のインプラントも無事埋め込みが完了し、後はしっかりと骨と接合されるまで待つのみです。術後の過ごし方としては、1度目の手術の際とまったく同じです。無事手術が終了 術後の過ごし方は？で詳細を纏めていますので、こちらも併せて目を通してみてください。
2本目のインプラント埋め込みも問題なし！
再手術の後は、定期的な消毒と検診、そしてレントゲンを2回ほど撮影して、骨とインプラント体との接着具合を観察していきます。
術後は特にトラブルも無く、あっけない程に今回も1ヵ月半程でしっかりと骨とインプラントがくっついてくれました。すでに埋め込んであった1本目の方も問題がないということで、これで無事、2本のインプラント体の埋め込みが完了したことになります。
インプラント体に利用される素材はチタンなのですが、このチタンは人間の体との親和性が非常に高い金属です。今回の様に、2回に渡る埋め込みでもまったく問題が出なかったことからも、親和性の高さが分かりますね。
もちろん、埋め込んだからといって１００％骨との接合が成功するわけではありません。施術を行う執刀医の腕や術後の衛生管理など、埋め込みが成功するかどうかの要因は多岐に渡るものですが・・・。
人工歯を再び固定する
骨とインプラントがしっかりとくっついたことを確認して、いよいよ人工歯の再接続の日です。暫くの間、また奥歯が無い状態で過ごしていたので、装着時の違和感も復活するのかなと考えながらも、滞りなく人工歯の再接着も完了です。
人工歯を仮止めして噛み合わせ等の微調整を行い、しっかりと固定することを目的としてアバットメントと人工歯との接続はセメント式で行います。今回はメンテナンス性は落ちますが、これで緩んでしまうということはもうなさそうです。経年劣化でセメントが割れたり脆くなってしまうとまた緩んでしまうのかもしれませんが・・・。
さて、インプラント体を2本に増設し、固定もセメントにて行いました。これでまた何らかのトラブルが起こるようなら、もう奥歯はいらないなーと、若干開き直りのような心境で病院を後にし、今後の経過をしっかりと観察していく段階へと入っていくことになりました。
そして、懸念していた人工歯が入ったことによる違和感は、やはり復活。これに慣れるまでに、また数週間を要することとなるのですが、徐々に慣れて気にならなくなることも分かっていますので、今回はそこまで気になるものでもありませんでした。