インプラント治療後の腫れについて

インプラント治療では、手術自体は麻酔が効いているため殆ど痛みを伴いません(インプラント治療は痛いのか?を参照)。しかし、手術が終わった後、インプラント本体を埋め込んだ付近に「腫れ」や「炎症」による一時的な痛みが出る場合があります。

腫れは誰にでも起こる可能性がありますが、個人差によるところが大きく、どうしても腫れが出てしまう人もいます。割合で言えば10人中1人~2人程は腫れが出てしまうようですが、いずれも軽微な腫れである場合が多いとのこと。

また、腫れや炎症は時間が経てば次第に収まってくるのですが、痛みがどうしても我慢できないという場合のために、通常は痛み止め(鎮痛剤)が処方されます。

私も痛み止めを処方されましたが、幸いにも痛み止めを飲むことはありませんでした。埋入手術は都合2度受けることになりましたが、2度とも痛み止めの世話になる事が無かったので、執刀した担当の先生(同じ先生です)の腕もよかったのだと思います。

尚、稀に手術部位の腫れ(内出血)が原因で、顔の一部が紫色になる場合があります。この場合も、時間が経てば収まっていく症状ではあるのですが、気になる場合は執刀を担当した医師に相談するようにしてください。

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骨増大(再生)治療では腫れが強く出る可能性も

GBR法やサイナスリフト法といった、骨密度や骨が足りない場合に行われる骨増大(再生)治療では、腫れが強く出てしまう可能性が高くなります。

これらの治療では手術範囲が広く、治療時間に時間もかかるため、内出血の度合いも大きくなります。それが腫れの原因となってしまうのですが、腫れが酷いからといって手術自体が失敗したというわけではありません。

腫れは内出血が原因で起こるものですが、手足をどこかにぶつけて内出血を起こしたとしても、数日経てば腫れは収まってきます。インプラントに関する治療においても同じことで、通常は数日で手術箇所付近の腫れは収まってきます。

ただし、稀に細菌の感染が原因で腫れている場合もあります。術後に口内を不潔にしてしまったり、手術の際の粘膜の縫合が上手く行かなかった場合、痛みを伴うような腫れが出る場合があります。術後、数日経っても痛みを伴う腫れが引かない場合は、すぐに医師の診断を受ける必要があります。

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